なぜ、ガラスを変えることをお勧めするのか
〜復層ガラスの利点と効果をご説明します〜

ガラスは、温冷熱の出入り口
私たちは当たり前のように暑ければ窓を開け、寒ければ窓を閉めるということを行っています
それは室内が絶えず室外の影響を受けているからなのです
窓やドアが閉まっていても、床や天井、窓ガラスなどを経て熱が室内・外へ伝わります
この伝わる動作を「伝熱損失」といい、「伝熱損失」が大きければ空調や暖房機器などを使って適切な温度環境を得るために使う費用が多くかかってしまいます

伝熱損失」を最小限に抑えるには?

部屋の温度が一番出入りしやすいのは、窓ガラスなのです
冬場、開口部(窓の大きさ)にもよりますが、約20%〜50%弱の熱が伝熱損失という形で室外へ逃げて行き夏場には、開口部から約50%〜60%の熱が進入するのです。

冬、窓から差し込む太陽光は誰もが暖かいと感じ、夏は反対に日差しを暑く感じます
快適に過ごすには、夏には遮熱・冬には断熱を求められるわけです

遮熱・断熱効果の高いガラス、Low−E仕様復層ガラスにすることによって夏は遮熱・冬には断熱の効果を得ることが出来ます
従来のガラスでの複層ガラスでも効果はありますが、高い効果を得るには機能ガラスを組み込んだガラスを使用した複層ガラスをお勧めいたします。
複層ガラスにすると、冬に嫌がられる結露をある程度抑えることが出来ます
なぜ結露はおきるのでしょうか?
まず、結露には「見える結露」と「見えない結露」の二つがあります
「見える結露」とは、よく知られている窓に付着する水滴や冷たい飲み物を注いだ容器に付着する水滴の事で、「見えない結露」とは「内部結露」と呼ばれ床下や壁の内側など普段目に付かない場所で起きているものです
例えば梅雨時期の床下での結露は「見えない結露」
「内部結露」は室内の湿った空気が内装材の継ぎ目などから進入して発生するケースが大半です。 湿気によってダニやカビの要員となるだけでなく、断熱材としてグラスウールを使用していた場合、断熱性が大幅に低下する原因にもなります。
「内部結露」をそのまま放置しておくと、柱や土台などの木材を腐食させる可能性もあり、住まいの寿命を縮めることにもなりかねません。 たかが結露、と侮ることは厳禁です。

複層ガラスは、ガラスとガラスの間に乾燥した空気層を設け冷たい外気が室内の空気に触れないようにし、効果的に断熱を計ることができます。
本来、空気は水の約30分の1、木の約8分の1しか熱を伝えない性質を持っているので、空気に溶け込んでいる水蒸気を乾燥剤で取り除き乾燥状態にして露天を下げることにより、断熱効果を飛躍的に上げることができるのです。


≪〜冬と梅雨での結露の違い〜≫




冬の結露は、冷たい外気の影響で窓ガラスが冷えてしまい、室内の暖かい空気に含まれていた水蒸気が窓に触れたときに水蒸気のままでいられなくなってしまい、窓に付着し水滴となって発生します
梅雨の結露の場合は、降雨の影響で湿度が高くなり窓ガラス自体が冷えていなくても発生します


結露が発生するときの湿度は100%です。

湿度100%と聞くと、まるでサウナの様な状態を想像されると思いますが、空気中に含むことが出来る水蒸気水分)の限界量(%)は空気の温度によって変化するので、暖かい空気が冷たい物に触れたとき、空気の温度は当然下がるので空気中の水蒸気水分)限界量も下がり(100%を越えた時点で)結露は起きるのです

よく天気予報で発表される、湿度○○%とは空気中に存在できる水分量に対して現在の水分量の割合を表したもので、これを「相対湿度」といい空気中に含まれている水蒸気量を「絶対湿度(g/s)」と呼びます
天気予報でいわれる湿度「相対湿度」で考えると気温20度、相対湿度100%とすると、空気中にとけ込んでいる水蒸気量(絶対湿度)は約15g/s
つまり空気1s中、水蒸気は約15g最大で溶け込んでいるという事です
これが上記温度から気温10度とさがり、絶対湿度が約8g/sという状態となったとき
約15gあった水蒸気は現在の気温で8g以上は溶け込めないので、余剰の水蒸気が目に見える水分となり付着したのが、結露なのです。

復層ガラスで結露は完全には抑えられません

『複層ガラスに変えたのに結露が起きるのですが?』
という苦情があります。ですが、次にあげる物や状況があるとき、複層ガラスでも結露をすることがあります。

1 観葉植物
2 部屋干しの洗濯物
3 料理の湯気
4 観賞用の水槽
5 灯油やガスを使用した室内排気するファンヒーターやストーブ
 (ストーブにヤカンをかけたりしている場合)
6 鍋料理
7 加湿器


復層ガラスは外からの温度干渉を最小限に抑える事によって、室内・外の温度差での結露に対しては効果を発揮しますが、室内で発生し続ける水蒸気に対しては、結露が発生する事があります。

今日の高断熱・高気密の住宅の結露を効果的に押さえるには計画的に換気を行い水蒸気を逃がしたり、換気システムを併用されると効果的ですが梅雨の場合、換気をすることでより室内が高湿度になってしまう事がありますのでご注意ください。
各部屋の温度差が大きい場合、暖かい部屋から出た空気が寒い部屋に流れ込んだときに部屋の窓の冷たい窓に反応して結露をおこすので、各部屋の温度差をなくすことも大事です。
ガラスが高い能力を持っていても、サッシ自体の断熱効果が低いとすきま風などで外気が流入しまい室温が下がることがありますので、あわせて断熱効果の高いサッシと併用されると断熱効率は上がります。
普通の複層ガラス自体に防音効果はありません。
例えば3oの組み合わせなど複層ガラスにすることでガラスの合計厚みは増し防音効果は高まると言われています。
しかし、低音域ではガラスが共振現象を起こし完全に遮音することは出来ない。ということがあります。 ですが、2枚のガラスを異なる厚みにする事でガラス同士の共振現象を押さえることが可能です。
もちろん、複層ガラスを製作する際に防音ガラスや防犯ガラスなど合わせガラスと防音サッシを併用することで初めて防音と言えるのですが、音楽室や幹線主要道路など騒音の激しいところでない限りは、ガラスだけで十分な効果を得ることが出来ます。

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